睡眠時間が短すぎても長すぎても脳卒中のリスクが増加

(2016年9月) "International Journal of Cardiology" に掲載された華中科技大学(中国)の研究(メタ分析)によると、睡眠時間が長すぎても短すぎても脳卒中のリスクが増加します。

メタ分析の方法

睡眠時間の長さと脳卒中を起こすリスクや脳卒中で死亡するリスクとの関係を調べた11の研究のデータ(人数不明)を分析しました。

結果
睡眠時間と脳卒中を起こすリスクの関係を表すグラフも、睡眠時間と脳卒中で死亡するリスクの関係を表すグラフも、グラフに描かれるラインがほぼJ字型となりました。
すなわち、睡眠時間が適切(7時間程度)のときに脳卒中のリスクが最も低く ("J" の字の底の部分)、睡眠時間が不足していると脳卒中のリスクが少し増加し("J" の字の左側の部分)、睡眠時間が過剰であると脳卒中のリスクが大きく増加していた("J" の字の右側の部分)。
脳卒中の発症リスク

睡眠時間が7時間の場合を基準として、睡眠時間が1時間減るごとに7%、睡眠時間が1時間増えるごとに17%、それぞれリスクが増加していました。

脳卒中で死亡するリスク
睡眠時間が7時間の場合を基準として、睡眠時間が1時間増えるごとにリスクが17%増加していました(*)
(*) 睡眠時間が短い場合の脳卒中死亡リスクの増加は統計学的に有意といえるほどではなかったのでしょう。