歌いながらカンガルーケアをすると母子双方に良い効果がある

(2014年8月) "Acta Paediatrica" 誌に掲載された Meir Hospital(イスラエル)の研究によると、カンガルーケアをしているときに歌を歌うのが、未熟児と母親の両方にとって有益だと思われます。

この研究では、状態が安定している月経後年齢(*)32~36週の未熟児86人を対象に、母親がカンガルーケアを行なっている最中に歌を歌った場合と歌わなかった場合とで、赤ちゃんの心拍変動がどのように違うかを調べました。
(*) 月経後年齢 - postmenstrual age
「月経後年齢」とは、妊娠前の最後の生理期間の初日から誕生までの期間(「在胎月齢 "gestational age"」または「月経年齢 "menstrual age"」)に、赤ちゃんが誕生してから経過した期間(「暦年齢 "chronological age"」)を足したものを指します。(ソース) 「月経後年齢」という訳語は適当です。
カンガルーケアだけを普通に行なった場合に比べて、歌を歌いながらカンガルーケアをしたときには赤ちゃんの心拍変動のパターンが改善されていました。 さらに、赤ちゃんだけでなく母親の不安感も緩和されていました。

研究者は次のように述べています:

「歌を歌いながらカンガルーケアをすることをお勧めします。 カンガルーケアと歌との組み合わせは、安全で、おカネもかからず、簡単に実行できるので毎日行なうことができます」