床に座って立つだけの、早死にリスク判定方法

(2012年12月) "European Journal of Cardiovascular Prevention" に掲載されたブラジルの研究によると、床に座っている状態から立ち上がるという簡単なテストで死亡のリスクを判定できるかもしれません。

テストの内容

このテストというのは、手や膝を使わずに床に座り、立ち上がるというものです。 手も膝も使わずに座れたら5点、そして同様に、手も膝も使わずに立つことができれば5点という合計10点で、手や膝を使うたびに1点ずつ減点してゆきます。

研究の方法

今回の研究は、51~80才の人たち 2,000人以上を対象に6年間に渡って行われました。

結果

研究期間中に死亡したのは159人。 テストのスコアが低い人が大部分でした。

スコアが0~3点であった(座って立つという動作のあいだに7回以上手や膝を使った)グループはスコアが8点以上であったグループに比べて、研究期間中の6年間のあいだに死亡する率が5~6倍でした。

スコアが1点増えるごとに死亡リスクが21%減っていました。 この結果は、年齢・性別・体重など死亡率に影響する要因を考慮した後のものです。

解説

研究グループによると、このテストで測れるのは筋肉と骨の強さ(筋骨格の健全さ)・体の柔らかさ・体重/筋力の比率・運動協調性などです。

このテストは中高年の人を対象として想定したものであるようです。 つまり、若い人は、このテストで高得点なのが普通なのでしょう。

2010年に行われた別の研究によると、握力と体のバランス能力が衰えている人でも早死にのリスクが増加します。