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座って過ごす時間が長くても2型糖尿病になるリスクは増加しない

(2017年2月) 運動習慣があっても座って過ごす時間が長いと健康に様々な悪影響があるという研究が複数存在し、2型糖尿病リスクの増加もそのような悪影響の1つに挙げられますが、"British Journal of Sports Medicine" に掲載されたシドニー大学などの研究で、座って過ごす時間が長くても2型糖尿病になるリスクは増加しないという結果になりました。

研究の方法

ロンドンに住み糖尿病や心血管疾患(心臓病・脳卒中)を患っていない中高年の会社員 4,811人に仕事・通勤・余暇において座って過ごす時間を尋ね、その後13年間にわたり糖尿病の発症状況を追跡調査しました。

データの分析においては、身体活動量・食生活・職種・飲酒/喫煙習慣・健康状態・BMIなど糖尿病の発症リスクに影響する要因を考慮しました。

結果

追跡期間中に402人が糖尿病になりました。

全体

座って過ごす時間と糖尿病リスクとの間に統計学的に有意と言える関係は見られませんでした。 研究者によると、ロンドンの会社に勤務していると1日に平均で45分ほども歩くことになるので、それによって座って過ごす時間の長さがもたらす弊害が解消されているのかもしれません。

テレビ

統計学的な有意性が比較的強かったのは、各種の座って過ごす時間のうちテレビを観て過ごす時間でした。

テレビを観て過ごす時間と座って過ごす時間全般のあいだにも実質的な関係が見られなかったので、テレビを観るのに座っているのが問題なのではなく、テレビを観ながら間食を食べたり、テレビのコマーシャルでジャンクフードの宣伝を見ることによってジャンクフードを食べることが増えたりするのが問題なのかもしれません。

コメント
研究者は次のように述べています:
「今回の結果をもって『座って過ごす時間が長くても良いのだ』ということにはなりませんが、座って過ごす時間の長さと健康上のリスクとの関係には、これまで考えられてきた以上に多くの要因が絡んでいるように思えます」