座っている時間が長いのは腎臓にも良くない②

(2015年10月) "ASN Kidney Week 2015" で発表されたユタ大学の研究によると、1日のうちに座って過ごす時間が長いと慢性腎疾患(CKD)のリスクが増加する可能性があります。

座りがちな生活というのは運動不足とはまた別物です。 運動をしていても座ったり寝そべったりしてエネルギー消費が少ない状態で長時間を過ごす人では2型糖尿病高血圧・肥満などのリスクが増加することが知られています。

研究の方法

5,873人の身体活動の時間と激しさを測定しました。

結果

座って過ごす時間が1日あたり80分(眠っていない時間が16時間だとして)増えるごとにCKDのリスクが20%増加していました。

この結果は中~高強度の運動をする時間・年収・年齢・性別・冠動脈疾患の有無・うっ血性心不全の有無・肺疾患の有無などの要因を考慮したうえでのものです。 2型糖尿病・高血圧・肥満の有無を考慮しても座って過ごす時間とCKDリスクとの関係は消滅しませんでした。

コメント
研究者は次のように述べています:
「座りがちな生活というのが運動不足とは別途にCKDのリスク要因だと言えそうです。 座って過ごす時間の長さがCKDの進行にも関与しているかどうかは今後の研究で調べる必要があります」