細胞の老化はドミノ倒しのように進んでいく?

(2012年9月) ニューカッスル 大学(英国)の研究によると、脳の細胞も肌の細胞と同様に、老化する1つの細胞に周囲の細胞が影響される可能性があります。

この研究ではマウス実験により、老化するニューロン(脳の神経細胞)が複数の物質(フリーラジカルや、その他炎症とDNA変異を促進する可能性のある分子など)を生産し、それらの物質により周辺の細胞がダメージを受ける可能性のあることが明らかになりました。

肌の細胞に関しては、老化の進む細胞がこの種の物質を生産して、「腐ったリンゴ」のように周辺の細胞を傷つけることは以前から知られていましたが、ニューロンはそうではないと考えられていました。

今回の研究はマウスを使ったものなので、そのままヒトには適用できない可能性もありますが、この発見は、認知症や、運動ニューロン疾患(MND)、加齢による難聴などの新たな治療法への糸口となる可能性があります。