朝食を抜いた分だけ1日の摂取カロリーが減る①

(2013年7月)「朝食を食べないと、朝食を抜いた反動で昼食などを余分に食べてしまい逆に太る」ということが数年前から言われていますが、"Physiology and Behavior" 誌に掲載された研究によると、そうではなくて、やはり朝食を抜いた分だけ1日の摂取カロリーが減っているという結果になりました。

この研究では通常体重の大学生24人を2つのグループに分けて、朝食を食べる場合と食べない場合の比較を行いました。

昼食をビュッフェ形式にして、食べたいだけ食べれるようにして、両グループの摂取カロリーを計測したところ、普段は朝食を食べていて朝食を抜いた学生は、朝食を抜いた日に普段よりもお腹が空いていましたが、それでも昼食の量も、その日の他の食事の量も増えていませんでした。 結果的に、朝食を抜いた日には、摂取カロリーが 408 kcal 少なくなっていたのです。
朝食を抜いたグループの中にも、普段は朝食を食べていて研究期間中だけ朝食を抜いた人と、普段から朝食を食べていない人がいると思うのですが、その辺のことについてはプレスリリースで触れられていません。
複数の専門家が異論
この結果に対して栄養学の専門家は、ダイエットや健康全体にとってはカロリーの質というのが大切なのであって、単に摂取カロリーだけの話ではないと述べています:
「朝食を抜いて、とてもお腹が空いている人は、高脂肪の食事を選んでしまう傾向にあります。 その結果、果実や野菜を十分に摂れなくなります」

「また、朝食を摂らないのは、エネルギー不足や疲労感の原因となり、全体的な活動量の低下につながります。 健康のためにも、ダイエットのためにも、毎日朝食を食べるのが良いのです。

そして、今回の研究が肥満者ではなく普通体重の人を対象に行われたというのも無視できないポイントです。 朝食を食べない人は肥満になる傾向があります」
ワシントン大学の栄養学の専門家も、次のように今回の研究を非難しています:
「今回の研究結果で私の意見が変わることはありませんね、ええ。 朝食は食べるほうが良いに決まっています。 今回の研究は小規模なうえに実験室で行われています。 したがって、今回の結果が現実の生活に適用できるかどうかは甚だ疑問です」
ニューヨーク市の病院の栄養専門家も次のように今回の研究を攻撃しています:
「今回の研究結果からすると、ダイエットに関しては朝食を食べるかどうかは関係がないようですけれど、カロリー摂取量以外にも朝食を食べるべきである理由はいくつもありますからねえ」