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睡眠障害がある男性には心臓発作と脳卒中が多い

(2015年6月) クロアチアで開催された "EuroHeartCare 2015" で発表された Russian Academy of Medical Sciences(ロシア)の研究で、睡眠不足の男性では心臓発作と脳卒中が起こりやすいという結果になっています。

睡眠障害は心血管疾患(心臓病や脳卒中)と密接な関係にありますが、睡眠障害と心臓発作や脳卒中の関係を調べた集団ベースのコホート研究はこれまでに行われていませんでした。

研究の方法

この研究では、心臓発作・脳卒中・糖尿病の病歴が無い25~64才のロシア人男性657人の睡眠の質を調べたのち、5~14年間にわたって心筋梗塞(心臓発作)と脳卒中の発生状況を追跡調査しました。

結果

今回の試験における総死亡数のうち50%近くが心血管疾患によるものでした。 そして、心血管疾患による死亡のうち80%近くが心臓発作と脳卒中によるものでした。

追跡期間中に心臓発作を起こした人の63%が睡眠障害を抱えていました。 睡眠障害が無いグループに比べて睡眠障害を抱えていたグループでは、心筋梗塞のリスクが2~2.6倍に、そして脳卒中のリスクが1.5~4倍に増加していました。

また、睡眠障害があった人は不安感・抑鬱・敵意・疲労感などのネガティブな精神状態が見られる率が高くなっていました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「一般的には毎晩7~8時間眠るのが良いでしょう。 よく眠れない場合には医師に相談しましょう。 わたしどもの過去の研究では、睡眠障害がある人には抑鬱・不安感・敵意が見られることが多いという結果になっているので、精神科医に相談してみるのも良いでしょう」