睡眠時間と心臓の老化の関係

(2018年9月) "Sleep Health" 誌に掲載された米国疾病管理予防センター(CDC)などの研究で、睡眠時間と心臓の老化の関係が調査されています。

QuanheYang et al. "Sleep duration and excess heart age among US adults"

研究の方法

心臓病や脳卒中ではない30~74才の米国人1万3千人弱の横断データ(追跡調査ではない一時点でのデータ)を分析しました。 データに含まれていたのは、睡眠時間に関するアンケート調査や心臓の老化の程度(*)などの情報でした。 データの分析においては、生活習慣・生活環境・睡眠障害の有無・抑鬱の有無・BMIを考慮しました。
(*) "Framingham heart age algorithm" を用いて推定した。

結果

睡眠時間が7時間の場合に比べて睡眠時間がそれよりも長い場合にも短い場合にも、生年月日に基づく歴年齢に比して心臓の老化が進んでいました:
  • 5時間/日以下: +5.1才
  • 6時間/日: +4.5才
  • 7時間/日: +3.7才
  • 8時間/日: +4.5才
  • 9時間/日以上: +4.1才
睡眠時間以外では、教育水準が低い場合・収入が少ない場合・肥満である場合に心臓の老化が進んでいました(上記の数字はこれらを考慮した後のもの)。