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睡眠時間は短過ぎても、長過ぎても健康に良くない

(2013年10月) "Sleep" 誌に掲載された研究によると、睡眠時間は短過ぎても長過ぎても健康に良くありません。

研究の方法

45歳以上の米国人 54,000人超を調査しました。 このうち、30%ほどが睡眠時間が短い(一晩あたり6時間未満)人で、4%が睡眠時間が長い(10時間以上)人、そして64%が睡眠時間が適切(7~9時間)である人でした。

結果

睡眠時間が適切であるグループに比べて、睡眠時間が短いグループでは心臓疾患・脳卒中・糖尿病・肥満・精神的苦悩のリスクが増加していました。 睡眠時間が長いグループでは、睡眠時間が短いグループと同様のリスクの増加が見られたのに加えて、心臓疾患・脳卒中・糖尿病についてはさらにリスクが増加していました。

解説

研究者によると、不適切な睡眠時間と慢性疾患(心臓疾患・脳卒中・糖尿病)との関係は、精神的苦悩と肥満によって部分的に説明されます。 つまり、精神的苦悩と肥満が心臓疾患・脳卒中・糖尿病の一因となっているというわけです。

米国睡眠医学会の会長は次のように述べています:

「睡眠時間が長いというのと、睡眠の質が良いというのはイコールではありません。 睡眠の質と量はいずれも健康に影響があります。 眠る時間と眠り方というのは、食事や運動と同様に大切なことなのです。 成人の場合、毎晩7~9時間の睡眠を取るのが良いでしょう」

「不眠症や睡眠時無呼吸症などの睡眠障害は、健全な睡眠を損ない、慢性疾患のリスク要因となります。 目覚めたばかりなのに疲労感がある場合には、睡眠障害の可能性があるので、睡眠の専門医に相談しましょう。 睡眠障害は治療により症状を著しく軽減されるので、生活の質も改善されると考えられます」