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睡眠時間と肺ガンで死亡するリスクの関係

(2017年4月) "Cancer Prevention Research" 誌に掲載された米国立がん研究所などの研究で、1晩あたりの睡眠時間が8時間より長くても短くても肺ガンで死亡することが多いという結果になりました。

研究の方法
1992年に中国に住む農民4万2千人に平均睡眠時間を尋ね(*)、2011年まで肺ガンによる死亡状況を追跡調査しました。 そして、生活環境や健康状態などを考慮しつつ、睡眠時間と肺ガンで死亡するリスクとの関係を調べました。
(*) 本人または代理人(たぶん高齢者の場合に家族)に尋ねました。
データは年齢に応じて次の6つのグループに分けられました:
  • 21~30才
  • 31~40才
  • 41~50才
  • 51~60才
  • 61~70才
  • 71才以上
結果

睡眠時間が長くても短くても肺ガンで死亡するリスクが増加していました。

睡眠時間が短い場合

平均睡眠時間が7時間以下である場合には8時間/日である場合に比べて、肺ガンで死亡するリスクが高くなっていました。

リスクの増加幅は、男性では41才以上の4つのグループで39~58%、女性では51才以上の3つのグループで29~147%というものでした。

睡眠時間が長い場合

平均睡眠時間が10時間以上である場合にも8時間/日である場合に比べて、肺ガンで死亡するリスクが高くなっていました。

リスクの増加幅は、男性では41才以上の4つのグループで144~227%、女性では60才以下の4つのグループで31~145%というものでした。
類似研究
"sleep medicine" 誌(2016年)に掲載されたメタ分析では、11の前向き研究のデータを分して、睡眠時間が長い場合には睡眠時間が適切である場合に比べて、各種のガンで死亡するリスクが11%高いという結果になっています。