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睡眠不足で体重が増える理由; 睡眠の改善がダイエットにも有効

(2017年5月) これまでに複数の研究で睡眠不足の人の体重が増えやすいことが示されていますが、リスボンで開催中のECE2017(欧州内分泌学会議)で発表されたウプサラ大学(スウェーデン)の研究で、その理由の解明が進められています。

5つの成果

研究チームは、健康なヒトを対象とする複数の研究を行って次の結論に達しました:
  • 睡眠不足の人は、1回の食事量が多く、普段より多くのカロリーを欲しがり、衝動的に食事をしたくなり、食事をすることの喜びが増する。 さらに始末が悪いことに、睡眠不足のときには消費エネルギー(基礎代謝量)が減ってしまう。
  • 睡眠不足によりホルモンのバランスに異変が生じ、満腹感を促進するホルモン(GLP-1など)が減少して空腹感を促進するホルモン(グレリンなど)が増加する。
  • 睡眠不足のときには、体内で内因性カンナビノイド(体内で分泌され麻薬のように作用する物質)の量が増加する。 内因性カンナビノイドには食欲を増進させる作用がある。
  • 急激な睡眠不足になると腸内細菌のバランスが崩れて代謝に異常が生じかねない。 睡眠不足によりインスリン感受性も低下する。
  • 睡眠不足によりエネルギー代謝に悪影響が生じる。 ただし、研究チームが行った研究は短期的なものだったので、今後の研究で長期的な睡眠不足の影響について調べる必要がある。

コメント

研究者は次のように述べています:
「わたしどもの研究から、ヒトにおいて睡眠不足が体重の増加を促進すると考えられます。 ダイエットの一環として睡眠を改善するのが有効であるとも言えそうです」
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