睡眠の質が低いと脳のサイズが速いペースで小さくなっていく

(2014年9月) "Neurology" 誌に掲載されたオックスフォード大学の研究で、睡眠の質が低い人は脳のサイズが速いペースで小さくなっていく傾向にあるという結果になりました。

研究の方法

20~84才の男女147人を対象に、脳を MRI で撮影し、睡眠に関するアンケートに回答してもらいました。

アンケートの調査項目は、睡眠時間の長さ、眠りに落ちるまでに要する時間、睡眠薬の使用状況などで、アンケートにより「睡眠の質が低い」と判定された人は全体の35%でした。 MRI 撮影は平均で3.5年の期間を空けて2回行いました。

結果

アンケートの結果と MRI 撮影の結果を照らし合わせたところ、睡眠の質が低い人では、特に60才超の人で3.5年間のうちに脳のサイズが小さくなるペースが速くなっていました。 睡眠の質とサイズとの関係が見られた脳の領域は、前頭・側頭・頭頂など広範囲にわたりました。

研究者は次のように述べています:
「睡眠の質と脳構造の変化のいずれが原因でいずれが結果であるのかは未だ不明です。睡眠障害については効果的な治療法が存在するので、睡眠の質を改善することで脳のサイズが小さくなるペースを遅く出来るかどうかを調べたいと思います」