(2016年3月) "Journal of Experimental Psychology: General" に掲載されたセント・アンドルーズ大学などの研究によると、睡眠時間を増やすことで表情が知的に見えるようになり教師や面接官による評価が上がります。 面接など大事な日には十分に睡眠を取って臨みましょう。
研究の方法
成人および子供190人が自然な表情をしているときの写真を撮り、特殊なソフトウェアを用いて眼の開き具合と閉じた唇の湾曲具合を測定しました。 そして200人超の被験者に190人分の写真の顔の魅力と知的さなどを評価してもらいました。
結果
(口の角度と眼の開き具合的から)わずかにしかめ面で眠そうな眼をしていて寝不足に見える人の写真は比較的知的ではないと評価されました。
顔の魅力度
顔が魅力的であると能力的にも優れていると見なされがちである」という説があり、今回の研究においても顔の魅力度が知的に見えるかどうかに影響していましたが、顔の魅力度を考慮した上でなお寝不足的な表情も知的に見えるかどうかに影響していました。
解説
疲労感があったり気分が低調であると認知能力が下がるというデータは十分に存在します。 したがって、疲労感や低調な気分を示すしかめ面や疲れた眼をしている人を知的ではないと評価するのは自然なことだと考えられます。