閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

嗅覚の衰えは認知症の兆候?

(2017年1月) "Neurology" 誌に掲載されたカリフォルニア大学サンフランシスコ校などの研究によると、嗅覚が低下している高齢者は認知症になりやすいかもしれません。

研究の方法

認知症ではない70~79才の高齢者2千4百人超(白人および黒人)を対象に嗅覚テストを実施し、その後の12年間における認知症の発症状況を追跡調査しました。

嗅覚テストの成績に応じてデータを3つのグループに分けて認知症の発症リスクを比較しました。 データの分析においては、認知症のリスクに影響する様々な要因(生活環境や健康状態)を考慮しました。

結果

嗅覚が劣っていた高齢者は認知症になるリスクが増加していました。

白人

嗅覚テストの成績が最も良かったグループに比べたときの認知症リスクが、成績が最低だったグループでは3.3倍、成績が中程度だったグループでは1.8倍でした。

黒人
嗅覚テストの成績が最も良かったグループに比べたときの認知症リスクが、成績が最低だったグループでは2.0倍でした。 成績が中程度だったグループでも1.4倍のリスク増加でしたが、統計学的な有意性に問題がありました。