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摂取カロリーが同じでも嗅覚が鈍いと太りにくい

(2017年7月) "Cell Metabolism" 誌に掲載されたカリフォルニア大学バークレー校などが行ったマウス実験で、嗅覚の鋭敏さに応じて太り方が異なるという結果になりました。

研究の概要

実験その1

嗅覚が正常なマウスと遺伝子療法により一時的に嗅覚を失わせたマウスに、同じ高脂肪のエサを与えたところ、嗅覚が正常なマウスが体重が2倍に増えるほどに太った一方で、嗅覚を失ったマウスはカロリー燃焼量が増えて(*)10%しか体重が増えませんでした。
(*) 脂肪細胞が褐色化してカロリー消費量が増えた。

実験その2

嗅覚が正常なマウスと嗅覚を鋭敏にしたマウスに同じ普通のエサを与えたところ、嗅覚が鋭敏なマウスは正常なマウス以上に太りました。

解説

今回の結果から、摂取したカロリーを体がどう扱うかにおいて嗅覚が重要な役割を果たしており、食べ物の匂いをかげなければ摂取したカロリーが体脂肪として蓄えられずに燃焼してしまうのだと考えられます。

マウスもヒトも、空腹時には満腹時よりも匂いに敏感になります。 また、食べ物が不足しているとき、体は「栄養が貴重である」と判断して、食べ物が十分であるときよりもカロリーの燃焼を抑えるようになります。

今回の実験で嗅覚を奪われたマウスでは、「今は栄養が貴重ではない」と体が判断してカロリーを惜しみなく燃焼するようになったのかもしれません。
嗅覚を奪う → 匂いを感じない → 満腹なので匂いを感じないのだな → 栄養が満ち足りているのだ! → じゃんじゃん燃やせ → 痩せる