焚き火の煙が心血管にも悪影響

(2013年8月) ワシントン大学の研究によると、木材や、動物の糞、穀物の残りかすなどを燃やしたときに出る煙が、肺の疾患だけでなく、心血管疾患(心臓発作や脳卒中など)のリスクが増加する原因となります。

研究の方法

この研究は、ペルーのプノという地域に住む266人の男女を対象に行われました。 プノでは調理にプロパンガスを使用している地域(町)と焚き火を使用している地域(郊外)とがあるので、この2種類の地域のサンプル世帯を対象に家屋内の粒子状物質の濃度を比較しました。

結果

調理に焚き火を使用している世帯では、粒子状物質の濃度がプロパンガスを使用している世帯の20倍でした。

そして、焚き火世帯のほうがプロパンガス世帯よりも、頚動脈(脳に血を送る動脈)の内膜が厚くなっており、頚動脈にプラークが蓄積している割合多く(OR=2.6, 95% CI 1.1 to 6.0; p=0.03)、さらに血圧が高い(最高血圧で平均 9.2 mm Hg の差)傾向にありました。

これらの結果は、年齢・性別・BMI・コレステロール値など心血管の健康に関わる要因を考慮したうえでのものです。