喫煙者は歩行数が少ない

(2014年2月) "Respirology" 誌に掲載されたブラジルの研究によると、喫煙者は非喫煙者よりも運動量が少なく、不安感と鬱症状が多い傾向にあります。

研究の方法

この研究では喫煙者60人(平均年齢50才)と非喫煙者50人(平均年齢48才)に6日間にわたって歩数計を1日に12時間以上身に付けるようにお願いしました。 喫煙者のグループと非喫煙者のグループは、人体測定学的な特徴(足の長さ?)や、学歴、就業状態、性別、年齢などの要因において釣り合いが取れるように調整しました。

さらに、100人全員に生活習慣の健全さに関するアンケートに回答してもらったり、肺機能や、機能的運動能力、生活の質、不安感・鬱症状の有無などを測定したりしました。

結果

その結果、非喫煙者に比べて喫煙者は、歩行量が少なく(非喫煙者では歩行量が 9553 ± 3637 歩 であるのに対して喫煙者では 7923 ± 3558 歩)、肺機能、機能的運動能力、生活の質、不安感・鬱症状のいずれについても悪化していました。

気道の閉塞の無い喫煙者においても運動量(歩行量)が少なくなる原因は、機能的運動能力、疲労感、モチベーション不足、心臓疾患(自己申告による)などだと考えられます。

研究者は次のように述べています:
「私たちが知る限りでは、喫煙者で普段の運動量が減少することを客観的な尺度で調べたのは今回の研究が初めてです」