喫煙習慣で加齢性黄斑変性が悪化しやすくなる

(2014年8月) "Ophthalmology" 誌に掲載された米国の研究によると、喫煙によって加齢性黄斑変性(AMD)が悪化するリスクが増加するようです。

加齢性黄斑変性(AMD)は老人がかかるありふれた眼の病気で、最終的には網膜の中央部が損傷します。 米国では、AMD が50才超の人が失明する一番の原因となっています。

この研究では、成人男女 4,439人を追跡調査しました。 このうち、20年の調査期間中に初期の AMD になったのは24%、後期 AMD になったのは4.5%でした。

現在の喫煙習慣があるグループでは、初期の AMD が悪化するリスクが36%増加していました。 また、喫煙量が最大のグループでは初期の重症 AMD が後期 AMD へと進行するリスクと AMD の発症リスクも僅かに増加していました。

喫煙により AMD のリスクが増加する理由としては、①喫煙によって網膜に栄養を供給する血管が傷つけられる、または②喫煙ために網膜組織内に毒素が溜まり、それによって網膜の機能が損なわれるという2つの説が考えられています。

今回の結果から、禁煙によって AMD が悪化するリスクを下げられると思われます。