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喫煙(嗅ぎタバコは除く)は遺伝子レベルで体に有害

(2013年12月) 喫煙はガン以外に糖尿病や、免疫力の衰えなどの原因にもなりますが、"Human Molecular Genetics" 誌に掲載されたスェーデンのウプサラ大学の研究によると、喫煙は遺伝子レベルで、このような健康への悪影響を引き起こすと考えられます。

遺伝子は先天的なものですが、後天的にも「後成的(epigenetic)に」変化することがあります。 「後成的な変化」とは、DNA に起こる化学的な変化が遺伝子の活性に影響を与えることです。 後成的な変化の原因は通常は加齢ですが、生活習慣などの環境要因も原因となることがあります。

研究者は次のように述べています:
「今回の研究では、喫煙による健康への悪影響の一部が遺伝子の後成的変化によるものであることが示されました」
この研究では、普通のタバコの喫煙者、および嗅ぎタバコ(粉状のタバコを鼻から吸入する)の使用者において遺伝子がどのように(後成的に)変化するかを調べました。 その結果、普通のタバコの喫煙者では多数の遺伝子に変化が見られましたが、嗅ぎタバコの使用者については遺伝子の変化が見られませんでした。
「これはつまり、タバコによる遺伝子の後成的変化が、タバコの成分ではなくタバコが燃焼する際に生じる何百種類もの物質によって引き起こされているということです」