喫煙でリスクが増える乳ガンは ER陽性の乳ガン

(2014年2月) "Cancer" 誌オンライン版に掲載された Fred Hutchinson Cancer Research Center(米国)の研究によると、10年以上にわたってタバコを1日1パック吸い続けている若い女性では、最も一般的なタイプである ER(エストロゲン受容体)陽性の乳ガンになるリスクが有意に増加すると考えられます。

喫煙と乳ガンの関係については過去にも複数の研究が行われていて、その大部分で喫煙によって乳ガンのリスクが増加するという結果になっていますが、今回のように乳ガンの種類にまで踏み込んだ研究はあまりありませんでした。

研究の方法
ER 陽性乳ガンの患者778人およびトリプル・ネガティブ乳ガンの患者182人のデータ(年齢は20~44才)、およびガンではない女性たち938人(対照群として)のデータを分析しました。
結果
10年以上にわたってタバコを1日1パック吸い続けている女性では ER 陽性の乳ガンになるリスクが60%増加していました。 一方、トリプル・ネガティブ乳ガンのリスクは喫煙では増加していませんでした。