閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

喫煙が健康にもたらすメリット

喫煙が健康にとって有害であるのは明らかですが、「百害あって一利なし」というわけでもありません。 盗人にも三分の理、以下にタバコの有益性をご紹介しましょう。
  1. 全膝置換手術のリスク低減

    オーストアリアの大学で行われた研究によると、喫煙者は非喫煙者に比べて、全膝置換手術を受ける羽目になることが少ないそうです。

    膝置換手術とはその名の通り、膝の関節がダメになった人が人工の関節に取り替えるという手術です。 膝の関節とタバコとどういう関係があるのでしょうか?

    膝置換手術が必要となる関節炎のリスクが高いのは、ジョギングをする人と肥満の人です。 そして喫煙者には、ジョギングをする人も肥満の人も少ないというわけです。
  2. パーキンソン病になりにくい

    数多くの研究で、喫煙によりパーキンソン病になりにくいことが指摘されています。 喫煙歴の長い人は(喫煙者が他の病気で早死にするからなどの理由でなく)何故かパーキンソン病になりにくいのです。

    "Neurology" 誌(2010年3月)に発表された研究によると、パーキンソン病のリスクを低減するうえでは喫煙量よりも喫煙歴が重要です。 喫煙量の多い人ではなく喫煙歴の長い人がパーキンソン病になりにくいという結果だったのです。

    この手の研究の端緒となったのは 2007年3月に同じく "Neurology" 誌に掲載されたハーバード大学による研究で、こちらの研究では、喫煙習慣を止めると同時に、この喫煙によるパーキンソン病リスク低減効果も消失してしまうことが明らかになっています。

  3. 太りにくい

    タバコには、食欲抑制の効果があります。 1920年代の米国では、タバコの痩身効果が女性向けの宣伝に用いられていました。

    2011年に "Physiology & Behavior" に発表された研究によれば、「タバコを止めると太る」というのがニコチン依存症に次いで、タバコを止めれない理由の第二位でした。
  4. 心臓発作で死ににくい

    非喫煙者と比べて、喫煙者は心臓発作になっても死ににくく、さらに線溶療法という血管のプラークを取り除く治療と、血管にバルーンまたはステントを挿入してプラークを取り除く血管形成術のいずれの治療法でも高い効果が見込めます。

    ただし、これには裏があります。 喫煙は動脈を傷つけるために心臓発作の原因となります。喫煙により傷ついた血管に脂肪とプラークが蓄積するからです。 なので、喫煙者でこれらの治療法が有効である傾向にあったり死亡率が低かったりするのは単に、喫煙者では若くして心臓発作になる率が高く、そのために心臓発作になってこれらの治療を受けるときの年齢が低いからだと考えられるのです。 非喫煙者の心臓発作患者に比べて、喫煙者の心臓発作患者は10年ほど年齢層が低いというデータがあります。

    しかしながら、2005年に "American Heart Journal" に掲載された研究によると、年齢だけでは心臓発作患者における喫煙者の死亡率の低さは説明できないとのことなので、その部分については明らかに喫煙のメリットと言えるかもしれませんね。
  5. 喫煙者には、クロピドグレルが良く効く

    クロピドグレルというのは冠動脈疾患やその他の循環系疾患(心臓病や腎臓病など)の人に、心臓発作や脳卒中の予防を目的として処方される血栓症の薬です。 このクロピドグレルの効果が喫煙により増幅されるようなのです。

    ハーバード大学の研究や、韓国で行われた研究によると、タバコに含まれる何らかの物質にシトクロームというタンパク質を活性化させるものがあり、これによりクロピドグレルが活性化している可能性があります。 喫煙によってクロピドグレル活性化の効果を得るには、1日に10本以上を吸う必要があります。
  6. コラーゲンの生産と傷の修復を促進する
    禁煙用のニコチン・パッチなどを控えめに使ったときに得られる程度の微量のニコチンには、コラーゲンの生産と傷の治癒を促進する作用があります。 ただし、ニコチンの摂取量が増えると、傷の治癒に関与する細胞の効果が消滅してしまいます。