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喫煙が骨粗鬆症を引き起こすメカニズム

(2013年6月) 喫煙も骨粗鬆症の一因であることは以前から知られていましたが、"Proceedings of the National Academy of Science" に掲載されたペンシルバニア大学などの研究(マウス実験)により、そのメカニズムが明らかになりました。 タバコに含まれる化学物質によって溶骨細胞が過剰に形成されるというのです。

体内では、溶骨細胞が骨を分解し、造骨細胞が骨を作ります。 溶骨と造骨はいずれも、RANKというタンパク質分子により調節されていると考えられます。

今回の研究では、タバコに含まれる複数の化学物質(ダイオキシン類やポリアリール炭化水素類)がアリール炭化水素受容体(AH)受容体(ダイオキシン類の生体毒性を仲介するなどの機能を有する核内受容体)と好んで結合することが確認されました。 タバコの化学物質とAH受容体が結合すると、溶骨細胞が多く生産され、骨の分解が促進されます。

喫煙によって溶骨と造骨のバランスが崩れ、溶骨が過剰になるために骨粗鬆症になるというわけでしょうか。