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喫煙により肌の老化が進むことを双子で確認

"Plastic and Reconstructive Surgery(美容整形外科)" 誌(2013年10月)に掲載された研究によると、喫煙者は非喫煙者よりも早期に、目の下の弛み(たるみ)と唇の周囲のシワが生じます。

この研究で、双子のうちのどちらが喫煙者であるかを写真から判断してもらうという実験を行ったところ、喫煙者のほうが老けて見えるという回答が57%を占めました。 また、双子の両方が喫煙者である場合にも、喫煙歴が長いほうが老けて見えると評価されることが多かったのです。

今回の研究に関与していない専門家たちは声を揃えて、今回の研究によって、これまで経験的に知っていたことが裏付けられたと述べています。

"Washington Institute of Dermatologic Laser Surgery" と "George Washington University Medical Center" に勤務する皮膚科医のコメント:

「ええ、喫煙が原因で老けて見えるようになりますよ。 喫煙は、肺ガンや、心臓発作、脳卒中のリスクを増やすだけでなく、大幅に老けて見える原因になりますね。 確実に」

テネシー州の "Vanderbilt University Medical Center" に勤務する皮膚科医のコメント:

「多くの専門家が感じていたことが今回の研究で確認されたわけです。 例えば、私なんかも、10m離れたところからでも、顔の皮膚の状態だけで喫煙者を見分けることができるわけですよ。 今回の研究は、誰もが感じていた喫煙による皮膚の老化への影響を、具体的な数値で出した点に意義があると思います」

この研究では、オハイオ州で開催された「双子の日祭り」で確保した79組の双子に写真を撮らせてもらいました。 そして、その写真を3人の専門家に見せて、双子たちのシワおよび顔に表れた老化の兆候を評価してもらいました。

双子たちの年齢は平均で40代後半で、双子のうちの3/4ほどが女性でした。 79組のうち双子の一方が喫煙者で、もう一方が非喫煙者であったのは45組。 残りの34組では双子の両方が喫煙者でした。

喫煙者ではシワなどの加齢の兆候が増えていましたが、非喫煙者との差は小さいことも少なくありませんでした。 例えば、評価は0~3点の尺度(シワが無いのが0で重度のシワがあるのが3点)で行われたのですが、上側の瞼(まぶた)は喫煙者では平均 1.56点であったのに対して、非喫煙者では 1.51点と点数は近接していました。 また、頬から喉にかけての肉の弛みにおいても、喫煙者で 1.0点、非喫煙者で 0.93点と大差はありませんでした(いずれも平均の点数)。 また、目じりのシワや、額のシワについては、喫煙による違いは見られませんでした。

日焼け止めクリームの使用や、飲酒習慣、仕事でのストレスなど肌の加齢に影響すると考えられる他の要因に関しては、喫煙習慣のある人と無い人の間でほぼ同じでした。

79組のうちの34組では双子の両方が喫煙者だったのですが、喫煙歴に差がありました。 喫煙歴の長い方と短い方の喫煙歴の差は平均で13年でした。 双子のうち喫煙歴が長い方では、短い方と比べて眼の下の弛みが顕著で、下唇の周辺のシワが多い傾向にありました。

今回の研究では、1日あたりの喫煙本数は考慮しませんでした。 また、喫煙者と非喫煙者の体重に違いはほとんどありませんでしたが、脂肪がどこに付いているかまでは調べていません。

研究者は喫煙によって老けて見える理由の一部として以下を挙げています:

  • タバコの煙に含まれる毒素には、コラーゲンの分解を促進する作用がある。 コラーゲンとはタンパク質でできた繊維のことで、皮膚を支えて皮膚組織を引き締めるという役割を持っています。

  • 喫煙によって、皮膚に届く酸素の量が減ってしまう。

  • タバコの火という熱源が頻繁に顔の近くに来るために、皮膚の老化が進んでいる可能性がある。
研究者は次のように述べています:

「タバコが肌にもたらす老化効果は累積的です。 したがって、禁煙するのに遅すぎるということはありませんし、禁煙を始めるのは早ければ早いほど良いのです。

タバコが原因で生じた皮膚の老化の症状の中には、タバコを止めても元に戻らないものもありますから、やっぱり禁煙は早ければ早いほど良いですね。

美容クリームや外科手術によって、喫煙によるダメージを回復することも出来ますが、今回の研究のメッセージは『そもそもタバコを吸うべきではない』というものです」