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クエン酸ナトリウムの鼻スプレーで嗅覚が一時的に回復する

(2017年4月) "Clinical Otolaryngology" 誌に掲載されたイースト・アングリア大学などの研究によると、クエン酸ナトリウムを点鼻薬として用いることで、鼻詰まりが原因ではない嗅覚の低下から一時的に回復する可能性があります。

嗅覚の低下にはカルシウム分子が関与していると考えられますが、クエン酸ナトリウムは鼻粘膜に存在するカルシウムを吸着することでカルシウムを減らし、嗅覚を回復させるのだと思われます。 クエン酸ナトリウムは、胃や膀胱に使用する医薬品として承認されています。

臨床試験の概要

研究チームが行った臨床試験では、嗅覚が部分的に失われている患者45人を2つのグループに分けて、一方のグループにはクエン酸ナトリウムの鼻スプレーを、そしてもう一方のグループには滅菌水(普通の水)の鼻スプレーを使用しました。

クエン酸ナトリウムの鼻スプレーをしたグループの1/3ほどで嗅覚が一時的に回復しました。 クエン酸ナトリウムの効果は、スプレー使用後30~60分でピークに達し、その後最大で2時間ほど持続しました。

クエン酸ナトリウムの効果は、ウイルス感染の後遺症として嗅覚が失われた患者で顕著でした。 クエン酸ナトリウムの副作用は、喉の痛み・軽い鼻水・痒みなど軽いものばかりでした。