ナトリウムの摂取量が多いほど脳卒中になりやすい(メタ分析)

(2018年6月) "Clinical Nutrition" に掲載されたメタ分析で、ナトリウムの摂取量が多いほど脳卒中になりやすいという結果になりました。
Ahmad Jayedi et al. "Dietary sodium, sodium-to-potassium ratio, and risk of stroke: A systematic review and nonlinear dose-response meta-analysis"

研究の方法

ナトリウムの摂取量と脳卒中の関係を調べた16の研究(*)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は26万人超、脳卒中の症例数は1万件超でした。
(*) 2017年10月までに発表されたもの。 前向きコホート研究が14、ケース・コントロール研究とケース・コホート研究が1つずつ。

塩の平原。アルゼンチン

結果

ナトリウム摂取量が多いほど脳卒中のリスクが増加しており(*)、ナトリウム摂取量が1g/日増えるごとに脳卒中のリスクが6%増加していました。
(*) 「ナトリウム摂取量が少なすぎる場合にも脳卒中の発症リスクや死亡リスクが増加する」という結果とはならなかった。 J字型やU字型のグラフではなく、右肩上がりのグラフ。
ナトリウム:カリウム摂取量比が高い(*)と脳卒中のリスクが高いという結果にもなりました(5つの研究のデータに基づく結果)。
(*) カリウムの摂取量に対してナトリウムの摂取量が多いということ。 ナトリウムの摂取量が多くてもカリウムの摂取量も多ければ、ナトリウム:カリウム摂取量比は高くならない。

結論

「脳卒中のリスクを下げようとするときに、ナトリウム摂取量を減らすのに加えてナトリウム:カリウム摂取量比を下げることも検討してもよいかもしれない」と研究グループは述べています。