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清涼飲料水で子供が乱暴になる

(2013年8月) 清涼飲料水はこれまでに思春期の子供における攻撃性の増大・鬱症状・自殺念慮(自殺しようかと考えること)との関係が指摘されてきましたが、"Journal of Pediatrics" に掲載されたコロンビア大学マイアミ校などの研究によると、糖類(単純炭水化物)の含まれた清涼飲料水は幼い子供においても、攻撃性・注意力障害・内向性(大人しい・内気・活発でない)が増加する可能性があります。

研究の方法

3,000人近くの5才児のデータを分析しました。 データに含まれていたのは、5才児の振舞いと清涼飲料水摂取量に関して母親から集めた情報でした。

結果

43%の子供が清涼飲料水を1日に1回飲んでいました。 4%の子供は1日に4回以上飲んでいました。

清涼飲料水を飲む量が多い子供では攻撃性・注意力障害・内向性が増加しており、清涼飲料水を1日に4本以上飲むという子供では、清涼飲料水を飲まない子供に比べて、他人の物を壊す・喧嘩をする・他人に物理的な危害を加えるなどの犯罪行為を行うリスクが2倍以上になっていました。 さらに、注意力障害と内向性が生じている割合も増加していました。
子供の攻撃性は、0~100点で評価しました。 平均的な子供が50点で、65点以上で問題ありとされます。 今回研究対象となった子供たちでは、清涼飲料水を飲んでいない子供が56点、1日に1回飲む子供が57点、1日に2回飲む子供が58点、1日に3回飲む子供が59点、1日に4回以上飲む子供が62点でした。

この結果は、子供のテレビ視聴時間、1日に食べるキャンディーの個数、母親の人種・教育水準・鬱症状の有無、家庭内暴力などの要因を考慮したうえでのものです。

研究者は次のように述べています:
「1日あたりに飲む清涼飲料水の量が多い子供ほど、攻撃性が強くなっていました。 清涼飲料水によって攻撃性が増加する理由は不明ですが、清涼飲料水を飲まないようにする、あるいは飲む量を減らすことで子供の問題行動を抑制できると思います」