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骨粗鬆症の予防には牛乳よりも大豆

(2014年9月) "Food & Function" 誌に掲載されたグラナダ大学の研究によると、高齢者や更年期後の女性など骨に問題が生じやすい人が骨を強化するには、タンパク質の摂取量を増やすのが有効で、その際に用いるタンパク質は動物性のものよりも植物性のものが良いと思われます。

研究の方法
140匹の雄ネズミを4つのグループに分けて12週間にわたって、次のいずれかのエサを与えるという実験を行いました:
  1. 大豆タンパク質を通常よりも10%多く含むエサ
  2. 乳清タンパク質(牛乳由来のタンパク質)を通常よりも10%多く含むエサ
  3. 大豆タンパク質を通常よりも45%多く含むエサ
  4. 乳清タンパク質を通常よりも45%多く含むエサ
結果

1と2のグループよりも、タンパク質を多く摂取した3と4のグループの方が骨の状態が良好でした。 4のグループでは、血中尿酸値が46%増加し、尿の pH が8%酸性に傾くなど、体が酸性に傾きましたが、3のグループではタンパク質を多く摂ることによる悪影響(酸性化)は軽微でした。

さらに、3のグループは4のグループに比べて、骨に含まれるカルシウムの量が7%増加していて、骨幹皮質の厚みが増していました。

補足

研究チームは、今回の研究がネズミで行われたものであることから、ヒトでも同じ結果となることを確認する必要があるとしています。

この研究では大豆から抽出した大豆プロテインを用いたようですが、食品成分データベースによると、大豆に含まれるタンパク質は、ゆで大豆で16/100g、絹ごし豆腐で4.9/100g、木綿豆腐で6.6/100gです。