大豆が心臓病や脳卒中の予防に有効?

(2016年3月) "Neuroepidemiology" 誌に掲載された上海中医薬大学の研究(メタ分析)で、大豆が心血管疾患(心臓病や脳卒中)の予防に有効かもしれないという結果になりました。

研究の方法
大豆の摂取状況と冠動脈疾患(心臓病)または脳卒中との関係を調べた研究の中から所定の基準を満たす5つの前向きコホート研究(*)と6つのケース・コントロール研究を選出し、それらのデータをまとめて分析しました。
(*) ケース・コントロール研究よりもコホート研究の方が信頼度が高いとされています。
結果

データに含まれていた脳卒中の件数は 4954件、冠動脈疾患の件数は 7,616件でした。

5つのコホート研究のデータの分析では、大豆摂取量と心血管疾患のリスクとの間に関係は見られませんでした。 その一方でケース・コントロール研究のデータの分析では、大豆摂取量が多い人は脳卒中のリスクも冠動脈疾患のリスクも低い(-46%と-34%)という結果でした。

大豆イソフラボンの摂取量と心血管疾患のリスクとの間には関係は見られませんでした。

結論
研究チームは次のように述べています:
「大豆の摂取量が多い人は心血管疾患のリスクが低いというエビデンスが限定的ではあるが得られた。しっかりとした手法でなされた前向き研究を今後行う必要がある」