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大豆摂取量と子宮内膜ガンのリスクとのあいだに関係は認められず

(2015年2月) "BJOG: An International Journal of Obstetrics & Gynaecology" に掲載された国立がん研究センター(日本)の研究で、イソフラボンを含有する大豆食品(豆腐や味噌など)などの食品を積極的に食べても子宮内膜ガンのリスクは低下しないという結果になりました。

研究の目的

日本人は西洋人に比べて大豆食品の摂取量が非常に多い一方で、子宮内膜ガンの発生率が非常に低いというデータがあります。 そこでこの研究では、日本人で子宮内膜ガンの発生率が低いのが大豆の摂取量が多いためかどうかを確認しようと、大豆(イソフラボン)摂取量と子宮内膜ガン発症リスクとの関係を調べました。

研究の方法

この研究では45~74才の女性 49,121人を対象に食事内容に関するアンケートを実施したのち、12.1年間にわたる追跡調査を行いました。

結果

12.1年間のうちに子宮内膜ガンを新規に発症したのは112人でした。 大豆食品とイソフラボンの摂取量(摂取総カロリーを考慮したうえでのもの)と子宮内膜ガンの発症リスクとのあいだに相関関係は見られませんでした。

大豆食品については摂取量が25g/日増加するごとに子宮内膜ガンのリスクが2%増加(ハザード比が1.02)するだけであり、イソフラボンについても摂取量が15mg/日増加するごとに子宮内膜ガンのリスクが1%増加(ハザード比が1.01)するだけという具合だったのです。

研究チームは次のように述べています:
「日本人女性を対象とする前向き研究において、大豆食品またはイソフラボンの摂取量と子宮内膜ガンのリスクとのあいだに保護的な効果は見られなかった」
参考情報
コーヒーの飲用習慣がある女性では子宮内膜ガンのリスクが低下」によると、プロゲステロンに対するエストロゲンの比率が高くなると子宮内膜ガンのリスクが増加します。