(2018年8月) "British Journal of Nutrition" に掲載されたシェフィールド・ハラム大学などの研究で、食べ放題の食事を小さなスプーンで食べると食事量が少なくなるという結果になりました。
研究の方法
普通体重の若い男性(人数不詳)を被験者とする2つの試験を行いました:- 試験1では、食べ放題の状況において、ポリッジ(麦粥)を小さなスプーン(ティースプーン)と大きなスプーン(デザートスプーン)で(それぞれ別の日に)食べてもらって、食事量を調べました。
- 試験2では、一定の量を食べるという状況において、ポリッジを小さなスプーンと大きなスプーンで(それぞれ別の日に)食べてもらって、ひと口あたりの量と食事ペースを調べました。

デザートスプーンとティースプーン
結果
試験1
ポリッジを食べた量が、大きなスポーンで食べると平均575gだったのに、小さなスプーンで食べると平均532gでした。 小さなスプーンで食べたときのほうが食事量が8%も少なかったのです。
試験2
ひと口の量の平均は、小さいスプーンのときが10.5gで大きなスプーンのときが13.7gでした。 食べるペースは、小さいスプーンのときが92g/分で大きなスプーンのときが108g/分でした。
結論
小さいスプーンで食べると食事量を減らせるかもしれません。
食事を用意する量も減らさないと、食べる量だけが減って食事が残ってしまうので要注意!