閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

サッカー選手よりもマラソン選手のほうが男性的?

(2017年11月) "Collegium Antropologicum" 誌に昨年掲載されたポーランドの研究によると、サッカーや野球などのチーム・スポーツをたしなむ男性が殊更に男性的であるというわけでもないかもしれません。 チーム・スポーツをしている男性は単独で行うスポーツをしている男性に比べてディジット比が大きかったのです。

ディジット比とは

薬指に対する人差し指の長さはディジット比(2D:4D比)と呼ばれ、体質の男性らしさの尺度となると考えられています。

胎児のときに母親の胎内でさらされた男性ホルモンの量が多いと、体質が男性的になりディジット比も小さく(薬指に比して人差し指が短く)なります。 したがって、男性は女性よりもディジット比が小さい傾向にありますが、同性同士(男性間あるいは女性間)での比較においてもディジット比が小さいほど男性的で大きいほど女性的であるという関係が見られます。

これまでの研究で、ディジット比が小さい(男性的である)人は身体能力が高いことが示されています。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

研究の方法

平均年齢20才のポーランド人男性421人の指の長さを調査しました。 421人のうちスポーツをしていたのは139人で、このうちチーム・スポーツをしていたのは68人(*)でした。
(*) 内訳はサッカー35人、バレーボール16人、バスケ12人、ハンドボール5人、野球0人、セパタクロー0人、カバディ0人。

結果

チーム・スポーツをしている男性やスポーツをしていない男性に比べて、個人スポーツをしている男性のほうがディジット比が大きいという結果でした。 チーム・スポーツをしている男性とスポーツをしていない男性との間ではディジット比に差が見られませんでした。

個人スポーツ・グループ71人の過半数(46人)が格闘技をやっており、この点に関しては個人スポーツ・グループのディジット比が小さいのも納得なのですが、個人スポーツ・グループの種類別にディジット比を見比べると意外にも、「対戦」というニュアンスが少ないランニングや水泳といったスポーツをしている男性のほうが格闘技をしている男性よりもディジット比が小さくなっていました。