(2017年9月) "Laryngoscope Investigative Otolaryngology" 誌に掲載された日本の研究で、外耳道ガンになるリスクは右利きの人なら右耳で、左利きの人なら左耳で高くなるという結果になっています。
研究の方法
外耳道扁平上皮ガン(EACSCC)の患者68人を対象に、どちらの耳にEACSCCが生じているかを調べました。 また、34人については利き腕と耳かきの習慣について尋ねました。
結果
68人のうち、EACSCCが右耳に生じていたのは52人で、左耳に生じていたのは16人でした。
利き腕を調べた34人では、29人が右利き、4人が左利き、1人が両利きでした。 そして、右利きの29人と両利きの1人を合わせた30人のうち27人は右耳にEACSCCが生じており、左利きの3人はいずれも左耳にEACSCCが生じていました。
結論
利き腕を調べた34人のほぼ全員にいおいて、EACSCCが生じる耳と利き腕とで左右が一致していました。