甘味料が使われた飲料をよく飲む人は死亡リスクが高い

(2019年3月) "Circulation" 誌に掲載されたハーバード大学などによる研究で、甘味料が使われた飲料と死亡リスクの関係が調査されています。

研究の方法

米国在住で慢性疾患を抱えていない男性 37,716人および女性 80,647人を対象に、糖類が添加された飲料(SSB)と人工甘味料が使われた飲料(ASB)の摂取頻度をアンケートで調べたのち、平均30年間弱にわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 36,436人が死亡しました。 このうち心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死亡したのは 7,896人、ガンで死亡したのは 12,380人でした。

SSB

SSBを飲む頻度が高いと総死亡リスクが増加していました。 SSBを飲む頻度が1回未満/月のグループに比べて、2~6回/週のグループでは+6%、1回/日~2回未満/日のグループでは+14%、および2回以上/日のグループでは+21%でした。

死因別の分析では、SSBを飲む頻度が最低のグループに比べて最高のグループは、心血管疾患死亡リスクが+31%およびガン死亡リスクが+16%でした。

ASB

ASBを飲む頻度が最低(1回未満/月)のグループに比べて最高(2回以上/日)のグループは、総死亡リスクが+4%増加していました。 男女別では女性でのみ有意な結果でした(+10%)。

死因別では、ASBを飲む頻度が最低のグループに比べて最高のグループは、心血管疾患死亡リスクが+13%でした。 男女別では女性でのみ有意な結果でした(+15%)。 ASB飲用頻度とガン死亡リスクとの間には関係が見られませんでした(男女別の分析でも同様)。