運動前には柔軟体操よりも動的ストレッチが有効

(2013年4月)ストレッチには、静的ストレッチ(いわゆる柔軟体操)以外に動的ストレッチというものがあります。 そして、最近発表された2つの研究によると静的ストレッチは運動前には不向きです。

1つ目の研究は "Journal of Strength and Conditioning Research" に掲載された米国の研究で、この研究によるとリフトウェイトの前にストレッチをすると、安定感が減少して力が弱まった感じになります。

2つ目の研究はクロアチアの大学が行ったもので、こちらでもウォーミングアップとして行うストレッチ(少なくとも静的ストレッチ)は筋力を弱めるという結論に達しています。

これまでの研究でも

2011年に米国の外科医が行った研究によると、ランナーが走る前に静的ストレッチを行っても怪我をするリスクは減りません。

それどころか、最大で60秒ほども前屈などの辛い姿勢を保つ静的ストレッチでは、体組織の血流が減少するため局所的に貧血となり、乳酸が溜まります。 その結果、筋肉・腱・リンパ管・神経にケガをしたときや体を酷使したときと同様の炎症や損傷が生じることもあります。

柔軟体操よりも動的ストレッチ
ただし、ストレッチが不要だというわけではありません。 従来の静的ストレッチに対して「動的ストレッチ」というのが最近のトレンドです。 静的ストレッチよりも怪我の防止に有効だと言われています。