コレステロール低下薬のスタチンにアンチエイジング効果

"The FASEB Journal" (2013年9月)に掲載されたイタリアの研究によると、コレステロール低下薬のスタチンに、アンチエイジング効果があります。 スタチンにテロメラーゼという酵素を活性化させる作用があり、この作用によって染色体の末端に当たるテロメアという部分が短くなる速度が遅くなる可能性があるというのです。

今回の研究では、被験者を2つのグループに分けて、一方のグループにスタチンを投与し、もう一方には投与しませんでした。 そして、2つのグループでテロメラーゼの活性を調べたところ、スタチンを投与されたグループのほうが、白血球におけるテロメラーゼの活性が高いだけでなく、テロメアの短縮が軽減されていました。 この結果から、過剰なテロメア短縮の予防においてテロメラーゼの活性化が重要な役割を果たしていることが示唆されます。

スタチンは心血管疾患(心臓発作や脳卒中)の予防のために既に使われているため、安全性や副作用に関する情報が充実しています。