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コレステロール低下薬「スタチン」で心肺能力が低下する恐れ

(2017年6月) "Plos One" に掲載された研究によると、男性に限りスタチン(コレステロール低下薬)により心肺能力が低下する恐れがあります。

研究の方法

ドイツに住む男女 3,500人を対象に心肺運動負荷試験を行って、V02peak(最大酸素摂取量)とVO2@AT(無酸素性作業閾値)(*)を測定しました。
(*) 「心肺運動負荷試験」からリンクを貼っている岡山大学病院のページに説明あり。

男性 1,752人のうちスタチンを使用していたのは253人、女性 1,748人のうちスタチンを使用していたのは171人でした。

結果

年齢・性別・心筋梗塞の病歴の有無・運動習慣を考慮しつつデータを分析したところ、男性についてのみスタチンを使用している場合に心肺能力が統計学的に有意に低くなっていました。

スタチンを使用していない男性ではV02peakが 2,336ml/分でVO2@ATが 1,172ml/分だったのに対して、スタチンを使用している男性ではV02peakが 2,090ml/分でVO2@ATが 1,111ml/分でした。

BMI・喫煙習慣・高血圧/糖尿病の有無・腎機能などを考慮して分析しても同様の結果となりました。

関連研究

"Journal of the American College of Cardiology"(2013年)に掲載されたミズーリ大学の研究では、スタチンの1種であるシンバスタチンが運動がもたらす心肺能力向上などの効果が損なうという結果になっています。