スタチンで糖尿病のリスクが増加①

(2014年7月) "Diabetes Care" 誌に掲載されたイタリアの研究で、スタチンの服用によって糖尿病の発症リスクが増加する可能性が指摘されています。

この研究では、2003~2004年の間に新たにスタチンによる治療を開始した患者 115,709人を 2010年まで追跡調査しました。 追跡期間中にスタチンを服用した日数をカウントし、糖尿病治療薬による治療を開始した場合または2型糖尿病を主因として入院した場合を糖尿病を発症したとみなしました。

追跡期間中に糖尿病を発症したのは 11,154人でした。 (追跡期間全体に対する)スタチンの服用日数の割合が25%未満のグループに比べたときの糖尿病発症リスク(ハザード比)が、服用日数の割合が26~50%のグループでは1.12倍、51~75%のグループでは1.22倍、そして75%以上のグループでは1.32倍に増加していました。

ただし研究チームは、「スタチンのベネフィット(心血管イベント率の低下)は明らかに、スタチンのリスク(糖尿病リスクの増加)を上回る」と述べています。

この研究チームのうちに、製薬業界から資金提供を受けている人が一名いることが明らかにされています。