「最新健康ニュース」のコンテンツを閲覧以外で利用する方は「引用・転載・ネタ探しをするときのルール」をご覧ください。

「歩くこと」 を処方箋に記載した結果②

(2018年1月) "British Journal of General Practice" に掲載されたイバダン大学病院(ナイジェリア)の研究で、2型糖尿病患者に「歩くこと」を処方することでHbA1c値が改善されるという結果になりました。

研究の方法

2型糖尿病患者46人を2つのグループに分けて、一方のグループにのみ10週間にわたり「毎日1万歩を歩くこと」を処方しました。 そして、HbA1c値(*)などを10週間の前後に調べました。 歩行量は腰に装着するタイプの歩数計で計測しました。
(*) 血糖値の長期的な指標。

結果

歩くことを処方していない時点での1日あたりの歩行量は、2つのグループの平均で約4千5百歩でした。

「毎日1万歩を歩くこと」を処方することによって1日の歩数が3千歩近く増えました。「毎日1万歩」という目標を達成できていたのはわずか6%の患者でした。

「毎日1万歩」を歩いたグループは歩かなかったグループに比べて、HbA1c値が平均で0.74%下がっていました。 試験開始前のHbA1c値は5.3~9.0%(平均6.6%)でした。

結論

「毎日1万歩」を処方すると、1万歩という目標を達成できなくても歩行量が増えてHbA1c値が改善することが期待できます。 何らかの手段によって「毎日1万歩」を達成しようというヤル気を出させれば効果はさらにアップするでしょう。