新しい経験がアルツハイマー病を阻止するメカニズム

(2013年3月) "Neuron" 誌に掲載された Brigham and Women's Hospital(米国)による研究で、新しい物事や新しい環境などで脳に刺激を与えるのがアルツハイマー病の予防に役立つメカニズムが明らかになりました。

研究グループが行ったマウス実験によると、常に刺激に満ちた環境を保つことで、アドレナリン関連の脳の受容体のうちアミロイドβタンパク質の作用を防ぐ信号経路を引き起こすものが活性化されます。 このアミロイドβタンパク質の作用は、海馬に存在する神経細胞間の連絡を弱めるというものです。 海馬は、短期記憶と長期記憶にとって重要な脳の器官です。

新しい刺激に満ちた環境によるアミロイドβタンパク質の作用を防ぐ効果は、若いマウスと中年のマウスの両方で見られました。

アルツハイマー病の防止には運動が有効ですが、研究チームによると、単なる運動よりも脳を目新しい活動に触れさせるのが有効です。