街灯の照明が睡眠の妨げになることもある

(2016年3月)"American Academy of Neurology's 68th Annual Meeting" にて発表予定であるスタンフォード大学の研究によると、街灯の照明が睡眠の妨げとなることがあります。

研究の方法

15,863人の男女を対象に電話による聞き取り調査を行って、睡眠習慣・睡眠の質・心身の健康状態などについて尋ねました。 そしてその結果を、行政機関から入手した街灯のデータと照らし合わせました。

結果
人口が50万人以上の都会に住む人たちは小さな町や田舎に住む人たちに比べて、夜間にさらされる街灯照明の強さが3~6倍でした。 そして夜間の街灯照明と睡眠障害との間には統計学的に有意な関係が見られました。
  • 夜間の街灯照明が強い地域に住んでいるグループ(以下「照明強グループ」)は街灯照明が弱い地域に住んでいるグループ(以下「照明弱グループ」)に比べて、睡眠時間が6時間未満である率が6%増加していた。
  • 1晩あたりの平均睡眠時間が照明弱グループでは412分だったのに対して、照明強グループでは402分だった。
  • 照明強グループは照明弱グループに比べて、睡眠の質や量に満足していない率が13%増加していた(16%に対して29%)。
  • 照明強グループは照明弱グループに比べて疲労感を感じることが増えていた(7%に対して9%)。
  • 照明強グループは照明弱グループに比べて夜間に混乱して目覚めることも増えていた(13%に対して19%)。
  • 照明強グループは照明弱グループに比べて、過度の眠気を感じたり日常生活に支障をきたしたりする率が高くなっていた(2%に対して6%)。
コメント
研究者は次のように述べています:
「照明公害はちょっとした大きさの都市であれば世界中のどこにでも見られますが、夜間に過度の光にさらされると過度の眠気を感じたり日中の生活に支障が生じたりする可能性があります。 夜間に街灯の光が気になる場合にはカーテンやブラインドを使用したりアイマスクを着用して眠ると良いでしょう」