心理的ストレスと皮膚トラブルの関係

(2015年12月) "Acta Dermato-Venereologica" 誌に掲載されたテンプル大学(米国)の研究で、心理的ストレスが多い人は皮膚に問題が生じるリスクが高いという結果になりました。

研究の方法

422人の大学生を対象として 2014年の秋学期にオンライン・アンケートを実施しました。アンケートでは心理的ストレスと皮膚のトラブルに関して尋ねました。

そして、ストレスの程度に応じて422人(女性309人)を3つのグループ(ストレスが多い・普通・少ない)に分けて、ストレスと皮膚トラブルとの関係を分析しました。

結果
ストレスが少ないグループに比べてストレスが多いグループでは、次の症状が出るリスクが1.9~2.9倍ほど高くなっていました:
  • 掻痒(皮膚のかゆみ)
  • 手に生じる痒い発疹
  • 鱗状の皮膚
  • 多汗症
  • 頭皮の皮脂の異常(過剰または不足)
  • 脱毛症
  • 爪を噛む癖
  • 髪の毛を引き抜く癖
痛みを伴う発疹・乾燥タイプの発疹・顔に生じるその他の発疹・ニキビ・イボについては、心理的ストレスの程度との間に関係が認められませんでした。