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ストレスに弱い人はガンになりやすい? リスクが下がるガンも

(2017年8月) "Journal of Epidemiology & Community Health " に掲載されたエレブルー大学(スウェーデン)などの研究で、ストレス耐性が高いか低いかによってガンになるリスクが異なるという結果になりました。

ストレス耐性とは

ストレス耐性(ストレス・レジリエンス)とは、人間関係・金銭・健康などに関する深刻な問題や災害などの逆境によりストレスが生じている状況において、心身の健康を維持しつつ逆境に柔軟に対処する能力のことです。

研究の方法

スウェーデンに住む18才前後の若者28万人のストレス耐性などを検査したのち、ガンの発生状況を追跡調査しました(追跡期間は不明)。 そして、ストレス耐性の高さに応じてデータを3つのグループに分類してガンのリスクを比較しました。

結果

ストレス耐性が最低だったグループは最高だったグループに比べて、肝臓ガンのリスクが4.73倍および肺ガンのリスクが2.75倍でした。

逆に、前立腺ガンメラノーマ(皮膚ガンの一種)に関しては、ストレス耐性が最低だったグループのほうがリスクが低くなっていました(どちらも35%のリスク低下)。

解説

研究チームによると、ストレス耐性の程度が生活上の行動(食生活や喫煙・飲酒などでしょう)に影響してガンのリスクを左右している可能性があります。

ストレス耐性を鍛えよう

ストレス耐性は遺伝子に影響されるものの、後天的に獲得するスキル(技能)としての性質も強いので自分で鍛えることができます。 ストレス耐性を鍛えるには以下を心掛けると良いでしょう:
  • 楽天的でいる。
  • マインドフルでいる(自分の感情や体の状態に耳を傾ける)。
また逆境のときには、以下を実践することで逆境を乗り切りやすくなります:
  • 逆境がもたらす変化を受け入れ、逆境を自分が成長する機会であると捉える。
  • 長期的な視野を保つ。 辛い時には、辛いことが終わった後の将来に目を向ける。
  • 逆境のときにこそ自分を大事にし、心と体をいたわる。