ストレスに弱い女の子は老化が速い

(2014年10月) "Molecular Psychiatry" 誌に掲載されたスタンフォード大学などの研究によると、鬱症状の家族歴がある(体質的にストレスに弱い)女の子は老化が早く進む可能性があります。

研究の方法
鬱症状の家族歴がある10~14才の女の子のグループと、家族歴の無い(同年齢の)女の子のグループにストレス・テスト(*)を行い、その前後でコルチゾール(ストレスに反応して分泌されるホルモン)の検査を実施しました。 さらに、両グループから DNA のサンプルを採取してテロメアの長さを測定しました。
(*) 数字を100から0まで7つ飛ばしに減らしていくというストレスを感じる作業。
結果

鬱症状の家族歴があるグループはもう一方のグループに比べて、ストレスに反応して放出されるコルチゾールの量が多かった(ストレスに弱いということでしょう)だけでなく、テロメアも有意に短くなっていました。 テロメアが短いということは、老化が速く進んでいるということです。

テロメア短縮の程度は大人で言えば6年分程度に相当しましたが、子供のテロメアの長さを測定した研究がこれまでに無いため、鬱症状の家族歴がある女の子たちの老化が何年分進んでいるのかは不明です。

アドバイス
研究者は、子供の老化を心配する親へのアドバイスとして、運動をさせることや、ストレスを軽減する技術(ニューロフィードバック・注意バイアス修正訓練・マインドフルネス瞑想法など)を習得させることを推奨しています。 成人を対象に行われた過去の研究に、運動によってテロメア短縮を遅らせられることを示したものがります。