強いストレスで老化が加速するが、健康的な生活でそれを緩和できる

(2014年7月) "Molecular Psychiatry" 誌に掲載予定のカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究によると、心理的なストレスによってテロメア(加齢の指標となる)が短くなりますが、運動習慣・食習慣・睡眠において健康的である人ではテロメアの減り方が緩和されます。

この研究では、閉経後の女性239人(いずれも喫煙習慣は無し)に研究開始および1年後の時点で血液サンプルを提供してもらい、1年のうちに起こった大きなストレスの原因となる出来事(死別、介護、失職など)を報告してもらいました。

生活の健康度が低い(運動不足、不健全な食事、睡眠の質が低い)グループでは、大きなストレスがによって免疫細胞のテロメアが短くなる幅が(生活健康度が高いグループに比べて)有意に大きくなっていました。

一方、生活の健康度が高いグループでは、ストレスによるテロメアの短縮を免れているようでした。 (加齢によるテロメアの短縮はあるけれども、ストレスによって余分に短縮してはいないようだった)

研究者は次のように述べています:
「大きなストレスによって、1年という短期間でも、成人の免疫細胞の老化が加速します。 強いストレスを感じている時にこそ、健康的な生活を送ることによって免疫細胞の老化を緩和させましょう」