体脂肪の量と老化の関係。 うなじとヒップの脂肪に要注意?

(2019年3月) "Clinical Chemistry and Laboratory Medicine" 誌に掲載されたグラーツ医科大学(オーストリア)の研究で、体脂肪の分布とテロメア(細胞老化の指標)の長さの関係が調査されています。
著者: Harald Mangge et al.
タイトル: Subcutaneous adipose tissue distribution and telomere length

研究の背景

肥満者は心臓病・脳卒中・2型糖尿病・ガンなどのために寿命が短いことが知られています。 肥満によりこうした疾患のリスクが増加する理由が全身的な炎症とテロメアの短縮にあるのではないかと研究者たちは議論しています。

そこで研究グループは、体脂肪の分布とテロメアの長さとの関係を調べることにしました。

研究の方法

375人の男女を検査して、全身の15ヶ所における体脂肪の量とテロメアの長さを調べました。

結果

次の数値が大きいとテロメアが短いという関係が見られました:
  1. BMI
  2. 体脂肪率
  3. ウェスト・サイズ
  4. ヒップ・サイズ
  5. ウェスト:身長比(身長に比してウェストが大きいと数値が大きくなる)
テロメアの長さと体脂肪量との関係が最も強く見られたのは首筋ヒップでした。