「頭の働きが悪くなった」という自覚と認知症のリスクの関係

(2019年3月) "Journal of Alzheimer's Disease" に掲載されたドイツの研究で、「頭の働きが悪くなった」という自覚がある高齢者は、女性に限り後に認知症になるリスクが高いという結果になりました。
著者: Heser Kathrin et al.
タイトル: Subjective Cognitive Decline May Be a Stronger Predictor of Incident Dementia in Women than in Men

研究の方法

(客観的な基準で見て)認知機能に障害が生じていない男女 2,422人(平均年齢80才)を対象に、主観的な認知機能(認知機能低下の自覚の有無)を調べたのち最長で13年間にわたり認知症の発生状況を追跡調査しました。

結果

女性に限り、認知機能が低下していると感じていたグループはそうでないグループに比べて、のちに認知症になるリスクが77%増加していました。

認知機能が衰えたことを心配している場合と、そうでない場合に分けてデータを分析しても同じような結果でした。