健康に年を取る秘訣は食物繊維

(2016年6月) "Journals of Gerontology, Series A" に掲載された The Westmead Institute for Medical Research(オーストラリア)の研究によると、ふだんから適量の食物繊維を摂っておくことで健康に年を取ることができます。

研究の方法
50才以上の男女 1,600人超を10年間にわたり追跡調査したデータを用いて、炭水化物の摂取状況と健康的な老化(*)との関係を調べました。
(*) 身体障害・鬱症状・認知機能障害・呼吸器症状・慢性疾患(ガン・冠動脈疾患・脳卒中・高血圧・糖尿病など)が生じないままに年を取ること。
結果
炭水化物の総摂取量・食物繊維の総摂取量・グリセミック指数/負荷・糖類摂取量といった炭水化物が関係する項目のうち、健康的な老化への影響が最も強かったのが食物繊維の摂取量でした。 食物繊維の摂取量が最も多い場合には、長く健康な人生を送れる率が80%高くなっていたのです。

炭水化物のうち人体が消化できないものが食物繊維です。 食物繊維は果物・野菜・全粒穀物などに豊富に含まれています。

食物繊維にも何種類か(不溶性や水溶性など)あり、食品ごとにどの食物繊維を多く含むかが異なりますが、今回の話では「食物繊維の総摂取量」となっているので食物繊維の種類は気にしなくてよさそうです。
留意点
一般的には、食物繊維の摂取量よりも糖類の摂取量の方が健康への影響が大きい(糖類は体に悪い)と思われます。 今回のデータに含まれていた人たちが比較的高齢で、糖類を大量に含有する炭酸飲料を飲むことが少なかったために、食物繊維の影響が最も強いという結果になりました。