人工甘味料スクラロースの発ガン性を心配する必要はない?

(2016年9月) スクラロースという人工甘味料に発ガン性があることが懸念されていましたが、"Nutrition and Cancer: An International Journal" に掲載されたレビューによると、その心配は無いのかもしれません。

レビューの概要

今回のレビューでは、スクラロースの発ガン性について調べた複数の研究論文に目を通しました。 これらの研究の多くでは、スクラロースの常識的な使用量の数百倍から数千倍という用量でスクラロースの発ガン性を(おそらく動物実験で)調べましたが、スクラロースに発ガン性は見られませんでした。

WHOなどが定めるスクラロースの1日あたりの摂取量上限は体重1kgあたり0~15mgというものですが、これより数桁多い摂取量でも発ガン性が確認されなかったのです。

注意点
このレビューは、スクラロース製品のメーカーである McNeil Nutritionals 社の資金提供により行われました。 さらに、今回のレビューの執筆者は、全員がレビュー執筆時に同社の従業員あるいは顧問でした。 おまけに、レビューの対象となった論文の一部は、人工甘味料業界の資金提供により行われています。