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突然心停止でも前兆のあるケースが半数

男性の場合

(2013年11月) "American Heart Association's Scientific Sessions 2013" で発表された Cedars-Sinai Heart Institute(米国)の研究によると、突然心停止は半数以上のケースにおいて、突然生じるのではなく最長で一月前に前兆があります。

結果の概要

今回のデータでは、病院外で突然心停止を起こした男性567人(35~65才)のうち53%が突然心停止を起こす前に前兆を経験していました。 前兆の内容は、胸の痛み(56%)・息切れ(13%)・めまい(4%)・失神・動悸などでした。 研究者は、これらの症状が出たらすぐに医師の診察を受けることを薦めています。

前兆の80%は、心臓発作が起こる4週間前~1時間前の間に起こっていました。 また、心停止になった人の大部分に冠動脈疾患がありましたが、突然心停止を起こす以前から冠状動脈疾患だと診断されていたのは約半数のケースに過ぎませんでした。

女性でも

(2015年12月) 同じく Cedars-Sinai Heart Institute が行い "Annals of Internal Medicine" に掲載された研究でも突然心停止にも予兆が存在するという結果になっています。 こちらの研究のデータには女性も含まれています。

研究の方法
突然心停止の患者839人(35~65才、女性53%)のデータと、この患者たちの突然心停止の救急治療にあたった医療関係者や患者の家族に聞き取り調査をした結果を分析しました。
結果
  • 51%の患者で1ヶ月ほど前から突然心停止の予兆があった。 予兆の内容は胸の痛み・胸部圧迫感・息切れ・動悸のほか、インフルエンザの症状に似た吐き気・腹痛・腰背痛。 主な予兆は胸の痛み。
  • 突然心停止の予兆があったグループの93%では、突然心停止が起こる前の24時間以内にも予兆があった。(つまり予兆がある場合には少なくとも2回あるケースが大部分)
  • 予兆があったグループのうち救急車を利用したのは19%に過ぎなかった。
  • 突然心停止の予兆があって救急車を利用した場合の生存率は32%。 これに対して、予兆があったのに救急車を利用しなかった場合の生存率は6%だった。